コシがあってツルツルとした食感が美味しい揖保乃糸ですが、その食感はそうめんの「ゆで方」で差が出ます。私個人の話になりますが、実は私は、昔はそうめんがそれほど好きではありませんでした。 しかしある時、知人にそうめんのゆで方のコツを聞いてその通りにゆでてみたら、今まで食べてきたそうめんの食感と全く違ったのです。これにはとても驚きました。そして、それ以来そうめんが大好きになったのです。
「料理はひと手間が大事」とよく言いますが、まさにその通りで、特に繊細な味を持つ揖保乃糸のような食材は、調理方法で口当たりにかなり違いが出ます。美味しくいただくために、是非、上手なゆで方をマスターしてください。
揖保乃糸のゆで時間
揖保乃糸のゆで時間は、
通常は、1分30秒〜2分が目安です。
かた目が好きな人は1分〜1分30秒でも良い。
にゅうめん等、再加熱する場合は1分〜1分30秒と短めにします。
美味しいゆで方
1、大きめの鍋にお湯を沸かします。
100g(一束)につき1リットル以上が目安です。お湯が少ないとドロドロになって、均等に茹で上がらない原因になります。
2、お湯が沸騰する間に、束の帯をほどいて準備しておきます。
たくさんゆでる場合、一束づつ帯をほどいて湯に入れていくと意外と手間取ることがあります。ゆで時間(1分30秒〜2分)があっという間に過ぎてしまうので、たくさんゆでる場合は、あらかじめすべての帯をほどいておくことをおススメします。
3、ゆであがったらザルにあけて、冷水でよく「もみ洗い」します。
もみ洗いをしっかりやると麺にコシがでて、よりいっそう美味しくなります。
ゆであがったばかりのそうめんはかなり高温なので火傷に注意しましょう。
以上で、美味しいゆで方のコツ終了です。是非、本当においしい揖保乃糸を堪能してくださいね♪